裏表のない肌着で「着間違え」8割減 HONESTIES×デコボコベース共同調査
~着替えのストレス軽減、自信と安心感が広がる~
ユニバーサルデザインの肌着を企画・販売するHONESTIES株式会社(オネスティーズ)は、障害児支援を手がけるデコボコベース株式会社と共同で、発達障害のあるお子さまとその保護者70名を対象に、「裏表・前後のない肌着」のモニター調査を実施しました。
その結果、「裏表・前後のない肌着」の使用で8割以上の方が「着間違えが減った」、約8割の方が「着替えが楽になった」と感じていることがわかりました。
■調査の背景
HONESTIESは「衣服のバリアフリー」を理念に、裏表や前後の区別をなくしたユニバーサルデザインのウェアを展開しています。
発達障害や感覚過敏をもつお子さまからは、「着替えに自信が持てるようになった」「着間違えを指摘されるストレスが減った」といった声が寄せられており、今回の共同調査は、こうしたユーザーの声をより深く把握することを目的に実施しました。
■調査結果サマリー
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肌着で困っていることの第1位は「裏表・前後を間違える」(69%)
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81%が「着間違えが減った」または「なくなった」と回答
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78%が「着替えが楽になった」と回答
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コメントでは「自信」「安心感」「ストレスの軽減」といったポジティブな変化が多数
■「裏表や前後を間違える」が最大の悩み
肌着での困りごと
1位:裏表・前後を間違える(39%)
2位:洗濯後に直すのが面倒(33%)
3位:間違いを指摘すると怒ってしまう(14%)
発達障害の子どもにとって「着間違え」は日常的な課題であり、着間違えが家族双方にストレスを与えている実態が明らかになりました。

■裏表のない肌着で「着間違え」が81%減少
裏表・前後をなくしたオネスティーズの肌着を試した結果、「着間違えがなくなった」62%、「減った」19%と、8割以上が改善を実感しました。

さらに着替えが「とても楽になった」「楽になった」と回答した人は78%にのぼり、着替えの負担が軽減されたことが明らかになりました。

■裏表のない肌着で着替えの「スピードが早くなった」も38%
裏表・前後をなくしたオネスティーズの肌着を試した結果、着替えのスピードが「とても早くなった」9%、「早くなった」29%、「変わらなかった」57%と、実際の着替え時間が短縮した人もいました。

■HONESTIESの肌着で感じたメリット 「裏表前後を意識しなくて良い」が最多
オネスティーズの肌着を試して感じたメリットとして、最多は「裏表前後を意識しなくて良い」が35%で最も多く、次に「洗濯物をたたむ時に楽」26%や「着間違えがなくなる」25%が続きました。「1人で着替えができるようになる」9%と感じた方も目立ちました。

■裏表のない肌着を「普段から使いたい」と感じたのは64%
オネスティーズの裏表のない肌着を試した結果、これを普段から使いたいと感じた方は64%に上りました。また、「改良されたら使いたい」30%という意見も一定数あり、改良を進めることでより多くの方に使っていただける可能性が示されました。

■裏表前後のないウェアで欲しいのは1位「靴下」2位「パジャマ」など
今回のモニターでは肌着(トップス)とパンツ(トランクス、ブリーフ)を試着してもらいました。これら以外で「裏表や前後がない」ウェアで欲しいと思うラインナップを挙げてもらったところ、靴下に続いて、パジャマやルームウェアなど、アウターで使用する衣服への要望も多く見られました。

■保護者の声(抜粋)
- 「向きを聞かなくても自分でできた!という達成感が自信につながった」
- 「着替えを指摘されない安心感で、子どもが笑顔で着るようになった」
- 「間違えを注意するストレスが減った」
また、素材に関する要望も多く、「感覚過敏の子にはチクチクしない生地が助かる」「メッシュ素材など季節対応型も欲しい」といった意見が寄せられました。
■保護者からの回答 洗濯物をたたむスピードが「速くなった」57% その他のメリットも
保護者の方に限定した質問も行いました。洗濯ものをたたむときに、裏表を気にせずにたためることで、たたむスピードが上がったかと言う質問に、「はい」と答えた方は57%にのぼりました。

また、同じく保護者の方への質問で、お子様がオネスティーズ製品を使用することのメリットを尋ねたところ、「洗濯時に裏表を気にせずにすむので楽」27%、「着替え間違いがなくなった」25%につづき、「着替え間違いを指摘する必要がなくなり、お互いストレスがなくなった」22%という意見が多く見られました。

さらに、オネスティーズの肌着やパンツを、自分や家族で使いたいと答えた保護者50名に、どなたのために使いたいか尋ねたところ「子供」54%「自分」20%だけでなく、「親」7%と答えた方もいました。高齢の方が使用する際のメリットを感じた方もいたようです。

今後の展開
HONESTIESは今回の結果を踏まえ、発達障害を持つお子様や、着替えに課題を抱えるお子さまがより快適に使用できる肌着の開発を進めて参ります。「着替えのストレスをなくす」ことを通じて、すべての人に快適な日常を届けていきます。
■イベント・調査概要
- 実施内容:裏表・前後のない肌着モニター体験会およびアンケート
- 実施日:2023年3月11日(土)
- 会場:デコボコベース株式会社運営拠点(東京都)
- 対象:6~14歳の発達障害(ASD/ADHD)と診断されたお子さまとその保護者計70名
- 調査方法:モニター商品配布後のアンケート調査(選択式・自由記述)
■デコボコベース株式会社 概要
「凸凹が活きる社会を創る。」を理念に、児童発達支援・就労支援など全国232拠点を展開するソーシャルカンパニー。
公式サイト:https://decoboco-base.com/
■HONESTIES株式会社 概要
泉州発のアパレルスタートアップ。裏表・前後のないユニバーサルデザインの肌着を開発し、「グッドデザイン賞」「ジャパンチャレンジゲート2021経済産業大臣賞」「Awaji Well-beingビジネスコンテスト2023最優秀賞」など受賞多数。地域産業と社会課題解決を両立するものづくりを行っています。
- 所在地:〒598-0076 大阪府泉佐野市貝田町2-7-19
- 代表取締役:西出 喜代彦
- Web:https://honesties.jp/
- Instagram:https://www.instagram.com/honesties_official/
- X:https://twitter.com/honesties8/
■本件に関するお問い合わせ
HONESTIES株式会社 広報担当
TEL:072-462-8186
Email:info@honesties.jp